花郷園オリジナル品種
ヨーロッパ地中海沿岸からバルカン半島、西アジアや中国に分布しています。
標高300m~1000m以上の広葉樹の多い森林・石灰質の土壌に自生していることが多いですが、 環境適応能力が強い為、山地や草原にも自生しています。
地図上の位置情報のマークを押すと、それぞれの原種の説明が表示されます。
クリスマスローズのタイプは大きく分けると、有茎種と無茎種の2種類があります。
葉と花の両方をひとつの茎から展開させるタイプ。
(フェチダス・アーグチフォリウス・リビダス等)
葉の茎、花の茎が別のタイプ。
(チベタヌス・オリエンタリス・ハイブリッド等)
園芸店で見かけられる9割以上が無茎種です。
ピンクの萼片に、黄緑の本来の花びら“蜜腺”
クリスマスローズは斜め下や真下を向いて咲く品種が多いのですが、 それは雨や雪が花の中心にダメージを与えないようにしているためです。
本来の花びらはとても小さく、雄しべの周りを囲うようについており蜜腺またはネクタリーといいます。
蜜腺は数日すると散りますが、萼片は少しずつ色味を変えながら、春まで景色に彩りを添えます。
5枚の萼片と蜜腺がある咲き方(シングル)に対し、八重咲き(ダブル)には蜜腺が無いことが多いのですが、 花郷園の【パピエ】シリーズは八重咲きでありながら、蜜腺が残る珍しい咲き方をします。
5枚の萼片と、黄緑の小さい蜜腺
5枚の萼片と、大きい蜜腺
萼片が5枚以上の八重咲き
クリスマスローズの原種には名前がありますが、交配種(ハイブリッド)には、名前がついた苗と無名の苗があります。
花郷園のクリスマスローズは全て種から作る実生苗で、はっきり特徴が出た花には、色・花形・模様など、その花の特徴を捉えた名前を付けています。
その中でも特別な特徴が出た苗は、花郷園では“パピエ” “レッドサン”などの名前を付け、シリーズ化しています。