ベゴニア Q&A

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皆様のベゴニアに関する疑問にお答えします

Q:ベゴニアを育てるのは難しいと聞きました。長持ちさせるコツはありますか。
A:決して難しくはないですよ。
人間にとって快適な気温15~25℃がベゴニアにとっても丁度良く、成長をする気温です。
強い日射しは避け、柔らかい半日陰の環境に置いて下さい。
暑い夏には北側の涼しい場所に移動したり、屋外に置いていたものは室内に取り込み、明るいカーテン越しの場所に置くのも良いでしょう。

多くの方が失敗してしまうのが、潅水のペースです。
毎日しっかりあげる必要はありません。土を乾燥させてしまうのは良くありませんが、程々に湿っていれば大丈夫です。
Q:ベゴニアはどのような鉢で育てるのがいいでしょうか。
A:ベゴニアの種類によります。
多くのベゴニアは比較的細い根の為、縦横比が1:1くらいの鉢で育てられます。
木立性ベゴニアの直立樹形タイプは、株の形とのバランスが見合う縦長の鉢を選ばれると良いでしょう。
根茎性ベゴニアは、根茎と呼ばれる茎が地表を這うように成長していくため、口の広い浅めの鉢が相応しいです。
Q:ベゴニアを庭に植えても大丈夫ですか?
A:基本的に鉢植えがお勧めです。
耐暑性がある品種は春から秋までは植えられますが、そのまま冬越しはできません。
最低気温が10度を下回り始めたら、掘り上げて屋内か加温装置の中に入れてください。
例外として秋海棠(シュウカイドウ)があります。冬季は地上部が枯れますが、 茎の節にできる小さいムカゴが残り、翌年芽を出します。
Q:ベゴニアを寄せ植えにしたいのですが、どのような花と組み合わせたらよいでしょうか。
A:半日蔭を好む、サトイモ科の観葉植物との相性が良いです。
テーブルヤシ、ホヤ、ペペロミア、アンスリウム、シンゴニウム、プテリスなどもおすすめです。
Q:ベゴニアはどのくらいが寿命なのでしょうか。
A:適切な育て方をすれば、毎年楽しめる多年草です。
成長期に当たる春から秋までをベゴニアのシーズンと考えていただき、 冬越しをせず、一年草扱いで楽しまれるのも一つの方法です。
Q:ベゴニアの葉が緑色からくすんだ黄緑色に変わってしまいました。何かの病気でしょうか。
A:葉が黄色くなるのは、いくつか原因が考えられます。
●肥料不足、もしくは葉が密集して日光が当たらないと葉が黄色くなります。
10℃以下になり寒くなってくると、葉の色が悪くなり、葉を落とすものも出てきます。
肥料不足については肥料をあげれば解決できます。
●ベゴニアの大きさに対して鉢が小さくないでしょうか?
その場合は根詰まりしているかもしれませんので、一回り大きい鉢に植え替えて下さい。
Q:ベゴニアを育ててみたいのですが、私の家は南向きにベランダがあり一日中日光に当たります。 ベゴニアを育てることは可能でしょうか。
A:はい、可能です。
ベゴニアは春から秋まで屋外に置くことができ、半日陰を好みます。
南向きのベランダでは、すだれや遮光シートを使って、直射日光を避けられる環境を作れば十分育てられます。
本来は20℃台が適温ですので、猛暑日には部屋の中に入れるなど様子見が必要かもしれません。
Q:寒冷地に住んでいます。ベゴニアを楽しむことはできますか。
A:はい、出来ます。
寒冷地の皆様のお宅には暖房施設が十分整っているかと思います。
そのような環境下では栽培可能です。
冬場は日照時間が短くなりますので、南向きで10℃以上の場所に置いて下さい。
Q:初心者におすすめのベゴニアを教えてください。
A:初心者の方には木立性ベゴニアをお勧めします。
容易に栽培ができ、四季咲き品種も多く、花もシャンデリアのように豪華なものが多いです。
花郷園オリジナルの「マザーズデイ」「流れ星」「ナポリアンサンセット」「ダイヤモンドリリー」などがおすすめです。
Q:お花を長く楽しめるベゴニアはありますか。
A:シャンデリア咲きのタイプをお勧めします。
木立性ベゴニアの「矢竹型」タイプにシャンデリア咲き品種が多くございます。
Q:木立性ベゴニアの茎が木のような茶色になってしまいました。
A:木立性ベゴニアの特性です。
木立性ベゴニアの矢竹型は、年月が経つと茎が緑色から茶色になり木質化します。
茶色になったからといって、その株が枯れているわけではありません。
枝や芽の向きを見て適宜剪定をして下さい。
Q:私の住んでいる家にはベランダがありません。 一年中家の中でベゴニアを育てることは可能でしょうか?
A:はい、育てられます。
サーキュレーターなどで部屋の中の空気が動いている状態を作って頂ければ、室内でも可能です。
根茎性ベゴニアの中で、葉がさほど大きくならず湿度を好むタイプは、テラリウムというガラスの器で栽培可能です。
Q:ベゴニアの花がすぐに散りますが、なぜでしょうか。
A:ベゴニアの花の咲き方は少々変わっています。
ハート型の雄花が咲いた後、花茎が分岐して次の雄花が咲きます。
(品種によりこのサイクルの回数は違いますが、6回分岐するものもあります。)
最後に開花期の長い雌花がシャンデリアのように咲きます。
雄花がすぐに散っても、フィナーレの雌花までカットせずにお楽しみ下さい。
その他の考えられる原因として、急な環境の変化があります。
明るい場所から暗い日陰に場所を移したり、急激な気温の変化で花が落ちることがあります。
Q:根茎性ベゴニアの葉が溶けてなくなってしまいました。 枯れてしまうのでしょうか?
A:しっかりした根茎が残っていれば復活します。
根茎性ベゴニアは暑い夏に成長が芳しくなくなり、葉を落とす品種があります。
水やりは控えめに、室温に注意しながら夏越しできれば、お彼岸が過ぎ暑さが収まった頃には、 また新しい葉が展開し始めます。