クリスマスローズとは
クリスマスローズは、学名ヘレボルス(Helleborus)、キンポウゲ科ヘレボルス属の宿根草を言います。
約20数種の原種があり、ヨーロッパに広く分布し、地中海沿岸からバルカン半島、ユーゴスラビアから
独立した国々を中心に西アジア、中国にも及んでいます。
標高300m~1000m以上の広葉樹の多い森林・石灰質の土壌に自生していることが多い様ですが、
環境適応能力が強い為、山地や開けた草原などにも自生しています。
花に見えている部分は実はガク片にあたり、本来の花弁は退化し、雄蕊の周囲に取り巻く蜜線(ネクタリー)に変化を遂げています。
<花の種類>
・ シングル 一重咲き 5枚の花弁(ガク片)
本来の花弁は蜜線に退化している。見頃を過ぎると、蜜線は散り落ちる。
・ ダブル 八重咲き 蜜線が弁化し、幾重にも重なるゴージャスな
咲き方をする。ダブルでありながら、蜜線が残り、多弁化
したタイプもある。(花郷園オリジナル「レッドサンシリーズ」)
・セミダブル 半八重咲き アネモネ咲きとも呼ばれる。弁化途中の蜜線には
ボリュームがあり、筒状や花びら状の愛らしい小花弁になる。
シングル同様、時期が過ぎると蜜線は落下する。
<株の形状>
・ 有茎種 茎が一本立ち上がり、そこから葉や花を展開させるタイプ。
(フェチダス・アーグチフォリウス・リビダス等)
・ 無茎種 葉の茎、花の茎がそれぞれに分かれて伸びるタイプ。


有茎種
無茎種


